長井の大祭りから一夜明け、いまだにどこかで太鼓とお囃子の音が鳴り響いているよう。
まさに”興奮さめやらぬ”とはこのことを指すのかと実感しています。
丸二日間、すべての時間と体力と気力を長井の大祭りに注がせてもらいました。
初日は熊野神社例大祭から始まり、その後は熊野神社の大神輿の宮出しから終点までフルで担ぎ、
二日目は、早朝から神輿を担ぎ、各町内のお神楽や熊野神社境内で開催された出し物に参加し、最後の神輿も宮入の最後まで担がせてもらいました。
ありがたいことに花棒も担がせてもらい、貴重な経験もさせてもらいました。
これだけ赤ちゃんからお爺ちゃんお婆ちゃんまで一緒になって盛り上がることができる機会はありません。
長井の中で、地域のお爺ちゃんやお婆ちゃんからよく大祭りのことは語り継がれています。
盛大に行われたことももちろんですが、中にはよく喧嘩していた話も。
でも共通しているのは、みんな懐かしく、”良き思い出”として語ってくれていることでした。
その想いを実現させようと、氏子のみなさんや長祭会のみなさん、連合町内会のみなさん、その他大勢の方々が力を合わせて約3年前くらいからソレイユに各町内の神輿や山車を集結させるプレ大祭りなどを開催してきたことも大きなステップとなりました。
▼7/13神奈川新聞「よみがえる漁師町の夏 横須賀長井地区60年振りの「大祭」」
http://www.kanaloco.jp/article/264150
そして今回、大神輿が長井全体を担いで渡御するのは60年振り。
私が前で話をさせてもらった時に言ったのは、
「長井の大祭りの礎を尊重しながら、温故知新という言葉の通り、古きを知り新しきを知る、
今を生きている私たちで最高の祭りを創り上げていきましょう」
昔やった祭りををそのまま再現することは記憶も曖昧で難しいけど、昔やってきた祭りを大事にしながら今の私たちが協力してプラスαで新しいことを創造していくことはできます。
地域のみんなで創り上げて、長井の外に出た人たちもその時は絶対に戻らなきゃ!と思えるような祭りにしなきゃ。
今回の大祭りを通して、
地域のアイデンティティは、地域でいっしょに汗をかけばかくほど、地域外も巻き込むくらいの求心力をつけることができるアイデンティティになる。
地域の活性化は、金や物やwebだけでは箸にも棒にもかからない。
いっしょに苦楽を共にしてやっと地域の活性化とは何かが見えてくるものなんじゃないかと改めて感じました。
企画・準備、そしてお祭りに携わった多くのみなさん、本当にありがとうございました!
そしてお疲れ様でした!