【神山グリーンバレー】へ行ってきました!
以前から徳島の神山町という限界集落に、企業が集まっている!!という情報を仕入れており、横須賀の企業誘致のための勉強と思い、とても行ってみたかった場所の一つです。
神山町は人口約6300人のまちで、2011年から転出者に対して転入者の方が上回ったといこと。
さらに驚いたことは、企業が集まっているが、行政からは企業誘致にはほとんど力を入れていないということ。
今回は無理を言って、NPOグリーンバレーの木内さんにご案内していただきました。
たしかに噂とおり、徳島駅などの市街地から車で約1時間程。きれいな川が流れ、山々に囲まれ、空気もおいしいまちです。
テレビ関連会社さんを見学させていただいたところ、古民家を約1億円かけてリノベーションしたとのこと。とっても素敵な空間に仕上がっており、社内というか家の中も雰囲気良かったです。映像編集などもおこなっており、都心でなくても編集作業はスムーズにできるようです。
また、神山バレーサテライトオフィスにもお邪魔しました。ここにはいくつもの企業が入っており、常駐して仕事している人たちもいれば、たまに打ち合せやプレゼンなどをしに来る人がいるとのこと。元々は倉庫だったところを、リノベーションして白を基調としたシンプルなコワーキングスペースに仕上がっていました。私たちが見学した際も、多くの皆さんが打ち合せしたり、仕事したりしていました。ここでは一人で黙々と仕事ができるから良いというお声をもらいました。自分のペースで仕事ができればそれで仕事が回るという方もいて、わざわざ都会に出る必要がないということ。
ここで感じたことは、どの企業も神山の環境が良いわけではなく、神山にいながらインターネットを通して仕事を共有しながら仕事を完結することができる職種の人が入るには素晴らしい施設になると感じた。
一方で、営業や人と多く会う経営者などは、なかなか不便な思いをするかもしれません。経営者が週に1回くらいの頻度で会社に戻ればよいという体制であれば、従業員は田舎のサテライトで、経営者は都心で働くというスタイルも可能性はあるのかもしれません。
従業員の方々は、仕事が終わったら、近所の方々や地域の方々と食べながら飲みながら夜を過ごすことが多いという。まさに新しいライフスタイルといってもいいかもしれない。