5/8 国立研究開発法人 港湾空港技術研究所の視察

2015. 05. 08

今日は所属する横須賀青年八日会で、長瀬にある国立研究開発法人 港湾空港技術研究所の視察に行ってきました。
これまで車で前を通っても、横目では見ていたけれど、実際何の研究しているか不明だった場所です。
東日本大震災での津波被害から、私たちには何ができるのか、また研究技術を用いて何ができるのかを考えていかなければなりません。

今回、見学させてもらった場所は、
・3次元水中振動台(岸壁の地震時被災メカニズムの解明)
・干潟実験施設(干潟・藻場の再生技術の開発、沿岸域における環境条件と炭素固定速度の関係性の解明)
・大規模津波水路(津波災害軽減策への支援、津波シミュレーションを用いた被害予測手法の開発)
・油濁防除支援技術(実海域再現水槽を用いた油濁防除支援技術の提案)
などの研究です。

このような研究をおこなうことで、津波のメカニズムや対策・被害軽減策について多少は進めていくことができるかもしれません。けれど、「最先端の技術で津波対策しているから絶対大丈夫」といった安心は絶対にできません。想定外ももちろん起こることを念頭に入れておかなければいけません。

その上で、津波の研究からの避難対策、被害軽減のための施設づくり、海辺や干潟などの環境の復活、重油が流れてしまった際の早急な対応策など、シミュレーションしておくことが重要になってきます。

そういった施設が横須賀市内にあるということは市にとっても財産です。
7月25日に一般開放するイベントがあるとのことですので、ご興味がある方はぜひそちらにもご参加いただければ貴重な勉強ができると思います。

貴重な勉強をさせてもらったことに感謝申し上げます。

— 場所: 国立研究開発法人 港湾空港技術研究所

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